社会と教会と文化の現実の歴史を生きた聖フランシスコの姿を伝える。社会からはじき出されたハンセン病を患っている人、貧しい人、盗賊との出会いをきっかけとして、多くの悩みと痛みの中に理想を追求する姿勢は時代を超えて、いまなお私たちに勇気と感動を与え続ける。

●目次
　１　アシジのフランシスコの時代
　２　誕生と幼年時代
　３　栄光への夢
　４　召し出しを待つ
　５　新しい生活の始まり
　６　主はわたしに兄弟を与えてくださいました
　７　フランシスカン運動
　８　クララとジャコパ、フランシスコと二人の女性
　９　宣教の開始
教会
フランシスコ会
聞き入れられた二つの願い
中東への記念すべき旅
フランシスコに見られるエキュメニズムと普遍主義
フランシスコ会と「教養・文化」について
総集会
会則
グレッチオの飼い葉桶
殉教と聖痕
『被造物の参加』
晩年と死
フランシスコのメッセージと彼に対する崇敬と称揚

著者：ベラルド・ロッシ
訳者：小平正寿
監修：マリオ・Ｔ・カンドゥッチ
判型：A5判並製
ページ数：336ページ
ISBN：978-4-8056-4827-8
発行：サンパウロ