大航海時代、日本もまたグローバルプレーヤーだった。世界が海で繋がった世紀を、ポルトガル海上帝国の構築、イエズス会の積極的布教、信長・秀吉・家康や諸大名ら権力者の反応、個性的な宣教師、禁教、弾圧、島原の乱、鎖国というキリスト教伝来をめぐる出来事を軸に、壮大な文明史的視点で振り返る「渡辺史学」の到達点！

●目次
プロローグ　ファースト・コンタクト
第1章　ポルトガル、アフリカへ
第2章　インド洋の制覇
第3章　日本発見
第4章　ザビエルからトルレスへ
第5章　ヴィレラ、都で苦闘す
第6章　平戸から長崎へ
第7章　信長、バテレンを庇護す
第8章　豊後キリシタン王国の夢
第9章　ヴァリニャーノ入京
第10章　天正少年使節
第11章　秀吉と右近
第12章　バテレン追放令前後
第13章　サン・フェリーペ号事件
第14章　家康とイエズス会
第15章　マードレ・デ・デウス号爆沈
第16章　太平洋を越えて
第17章　英国商館とアダムズ
第18章　朱印船南へ
第19章　家康、禁教に踏み切る
第20章　マカオの日本人同宿
第21章　禁教令下の諸相
第22章　海賊から商人へ
第23章　タイオワン事件の顛末
第24章　島原・天草蜂起す
第25章　原城の攻防
第26章　農民反乱か宗教戦争か
第27章　ポルトガル人追放
エピローグ　ファースト・コンタクト再考
あとがき
参考文献
関連年表
人物生没年比較表
索引

著者：渡辺京二
判型：四六判　並製
ページ数：478ページ
ISBN：978-4-10-351321-6
発行：新潮社

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