読売新聞の「読売女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞」を受賞した経歴をもつ著者は、中央アフリカ共和国で長年にわたり、HIV感染者やエイズ患者の治療と生活支援に献身してきた看護師・助産師である。本書は、その第一線を退いた著者が現地で出会った忘れ得ぬ人びととのなつかしい日々を思い出して綴ったエッセイである。
アフリカの大自然に生きる人びとは、自然災害や内戦、貧困に苦しみながらも、生きることに対する力強いエネルギーに満ちている。そんな人びととの出会いを通して著者は思う。「これからはアフリカの時代がやってくる」と。


著者：徳永瑞子
判型：B6判　並製
ページ数：244ページ
ISBN：978-4-8056-0072-6
発行：サンパウロ


＜著者略歴＞
徳永瑞子（とくながみずこ）
看護師・助産師
1948年　福岡県生まれ。
1971年　コンゴ民主共和国で医療活動をしたのがアフリカでの活動のきっかけとなる。
1993年〜2022年3月　中央アフリカ共和国でエイズ患者支援活動を行う。