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想起そして連帯 終末と歴史の神学 [サンパウロ]

パウルスショップ価格: 3,080円(税込)

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 2000年、上智大学神学部夏期講習会講演集。現代キリスト教神学は、過去に例を見ないほど、歴史と終末に特別な関心を払っている。人間の歴史、その過去と将来に、神の歴史、神の過去と将来が潜んでいるからである。
 本書は3部に分かれ、第1部で新約聖書と初代教会の歴史観を確認し、第2部で現代の主な神学者たちの取り組みを学ぶ。そして、第3部で、将来への展望を、現代教会の動きから読み取ろうとする。
 これらの講演を通して、キリスト教独特の視点が明らかになる。それ は、歴史とは、救いの歴史であり、人間を連帯へと促すものだという視点である。

●目次
第1部 新約聖書と歴史・終末
イエス──神の国と歴史(廣石 望)/終末の遅延──歴史上のイエス、ルカ文書に見る(加藤 圭)/パウロは世の終わりをどのように見たか(太田 修司)/「救済史神学の父」エイレナイオス(小林 稔)

第2部 現代神学と歴史・終末
歴史の再発見──パネンベルクとモルトマンの神学(近藤 勝彦)/神のドラマと論理──H・U・フォン・バルタザールの神学(高柳 俊一)/受肉と救済史の理解──カール・ラーナーの神学(百瀬 文晃)/歴史の想起、語り、そして連帯──J・B・メッツの政治神学(岩島 忠彦)/進化の目標としてのキリスト──テイヤール・ド・シャルダンの進化観

第3部 想起から連帯へ
彼岸と此岸のはざまで──希望の福音と人間解放の実践(ホアン・マシア)/公会議はどこまで教会を変えたか(山岡 三治)/新しい時代に向けての日本の教会──教皇の歴史的謝罪に学ぶ(森 一弘)

著者: 佐久間 勤
判型: B6判並製
ページ: 470
ISBN: 4-8056-5412-0
発行: サンパウロ

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