キリスト教の布教のために日本に訪れた、ザビエルをはじめとする宣教師たち。彼らは大名の領国などの都市で、どのように活動したのか。鹿児島・市来、山口、豊後府内、京都、江戸、長崎を取り上げ、各都市での宣教師とキリシタンの動向を追究。教会・病院を建設して貧者や病人の救済活動をするなど、住民との関わり、弾圧・殉教の経緯を述べる。
●目次
第一章 鹿児島・市来―島津氏と貿易―
一 ザビエルの鹿児島滞在とその事績
二 アルメイダの宣教と島津貴久のインド宛書翰
三 一五七一年以降の島津氏とイエズス会
四 島津氏とマニラ貿易
第二章 山口―大内氏の「西の都」―
一 ザビエルによる開教
二 トルレスによる宣教とキリシタン教界
三 大内氏滅亡後の宣教
四 一六〇五年の迫害とキリシタン教界
第三章 豊後府内―大友氏の盛衰―
一 初期宣教とキリシタン
二 教会・病院の建造と慈悲の組
三 信仰の深まりと宣教師の動静
四 府内のキリシタンと大友宗麟
五 府内キリシタン教界の崩壊
六 大友氏除国後のキリシタン教界
第四章 京都―天下人の都―
一 宣教活動の始まり
二 宣教師追放とキリシタン共同体
三 フロイスの京都帰還
四 上長カブラルの上洛と南蛮寺建立
五 伴天連追放令とキリシタン
六 フランシスコ会の宣教
七 徳川政権下のキリシタン教界
八 禁制下のキリシタン
第五章 江戸―江戸幕府の首都―
一 キリシタンについての消息と教会建造
二 江戸における最初の禁教令
三 一六一二年の禁教令と江戸の教会
四 江戸における最初の殉教事件
五 全国的禁教令発令後の江戸における宣教
六 一六二三年の大殉教
七 大殉教後のキリシタンの動静
八 切支丹屋敷造築と入牢者
第六章 長崎―キリシタンのための都市―
一 長崎開港以前の宣教
二 長崎開港と新町の町建て
三 伴天連追放令と長崎の公領化
四 幕領長崎とキリシタン
五 禁制下の長崎とキリシタン
おわりに
あとがき
人名索引
著者:五野井隆史
判型:四六判 上製
ページ:536ページ
ISBN:978-4-642-04378-6
初版発行年:2026年3月1日
発行:吉川弘文館
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