「答えではなく、問い」である至福。
福音書のイエスはたとえ話の名手であったが、その解釈をめぐっては21世紀の現代でも研究者の間で議論百出という箇所が少なくない。解答を求めるのではなく、イエスの問いの前に自らを立たせ、さまざまな可能性を愉しく探ることが「現代をどう生きるのか」の大きな原動力になる! そのナビゲーションとして最適の書。
このように解釈は色々に別れ、それぞれ説得力があるように見える一方、どれも完全には合意しがたい面があります。たとえ話の世界はファンタジーや詩の世界と同様、完全に首尾一貫して論理的に説明がつく必要はないと考えて、無理な解釈は避けつつも、いろいろなメッセージを重層的にくみ取るのもまた一つの読み方だと思います。(本文より)
●主な目次
1「種を蒔く人」のたとえと「成長する種」のたとえ
2「ぶどう園と農夫」のたとえ
3「善いサマリア人」のたとえ
4「仲間を赦さない家来」のたとえ
5「放蕩息子」のたとえ、「見失った羊」のたとえ、「無くした銀貨」のたとえ
6「タラントン」のたとえと「ムナ」のたとえ
7「不正な管理人」のたとえ
8「ファリサイ派の人と徴税人」のたとえ
9「ぶどう園の労働者」のたとえ
10「金持ちとラザロ」のたとえ
11「忠実な僕と悪い僕」のたとえ、「十人のおとめ」のたとえ、「羊と山羊」のたとえ――終末に備えて
12「宝物」と「真珠」のたとえ
13「世の光」のたとえ
著者:本多峰子
判型:新書判 並製
ページ数:196ページ
ISBN:978-4-911054-49-9
発行:ヨベル
※お取り寄せ品は出荷までに1〜2週間前後かかる場合もございます。
※配達日のご指定は承ることができません。
※発行元が品切れの場合はキャンセルとなりますのでご了承下さい。
内容について: 本ページにて、内容紹介、目次、収録内容等をご案内しておりますが、記載の無い商品や更に詳細な内容をお知りになりたい場合、内容に関するご意見・感想、商品の発行予定等につきましては、各出版社・メーカーに直接お問い合わせをお願い致します。
重要事項: お客様のご都合による書籍の返品はできません。書籍の乱丁・落丁につきましては、出版社・メーカーに直接お問合せください。乱丁、落丁の場合には、出版社とお客様との間で直接交換となります。書籍の奥付に問い合わせ先が記載されておりますので、ご参照ください。