本書は、2023年1月から12月まで月刊「家庭の友」誌（サンパウロ）に連載された、「イエスさまと一緒に、十戒を愛の掟として生きる」と、2024年1月から12月まで連載された「イエスさまの祈りに結ばれて祈る」の2年間分の記事を一冊にまとめたもの。
　前半では、旧約聖書の中心であり、律法の源泉でもある「十戒」について解説する。後半部分では、イエスの生涯において「祈られるイエス」の姿に焦点を当てて、真の祈りとは何であるかについて考察を加える。本書を洗礼や堅信を受けた方へのお祝いとして、また自身の信仰の振り返りの契機、分かち合いの際のテキストとして用いてほしいと著者は強く願う。

●目次
イエスさまと一緒に、十戒を愛の掟として生きる
　はじめに
　「十戒はいのちの言葉」
　「わたしはあなたの主になる神である。わたしのほかに神があってはならない」
　「あなたの神、主のみ名をみだりに唱えてはならない」
　「主の日を心にとどめ、これを聖とせよ」
　「あなたの父母を敬え」
　「殺してはならない」
　「姦淫してはならない」
　「盗んではならない」
　「隣人に関して偽証してはならない」
　「隣人の妻を欲してはならない」
　「隣人の財産を欲しがってはならない」

イエスさまの祈りに結ばれて祈る
　はじめに
　「洗礼の時に」
　「使徒たちの召し出しの時に」
　「ペトロの信仰告白の時に」
　「ご変容の山の上で」
　「『主の祈り』を教える前に」
　「ラザロのよみがえりの時に」
　「ペトロの信仰が無くならないように」
　「すべての人のために祈る」
　「ゲッセマネの祈り」
　「十字架の上で」
　「今日もささげられる祈り」

あとがき

※文中の聖書引用は、すべて日本聖書協会発行の『聖書　新共同訳』を使用させていただきました。


著者：稲川圭三
装丁画・本文イラスト：はせがわかこ
判型：A5判 並製
ページ数：160ページ
ISBN：978-4-8056-0488-5
発行所：サンパウロ
発行日：2025年9月5日