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キリストの神秘を祝う――典礼暦年の霊性と信心 [カトリック中央協議会]

パウルスショップ価格: 792円(税込)

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「典礼暦年の霊性と司牧」(2009年)、および「典礼暦年と信心」(2010年)のテーマで開催された全国典礼担当者会議での講演の記録。『典礼憲章』の精神に基づいて刷新された典礼暦年の霊性と、典礼との結びつきを忘れず適切に執行されることで信仰生活を豊かにする信心について学ぶための格好のテキスト。


●目次
第1部 典礼暦年の霊性
1 典礼暦年の霊性 南雲正晴
主イエスが定めた過越の記念/典礼暦年の中心にある過越秘義/マリアと聖人の記念/典礼暦年の構成/典礼暦年の根底にある霊性―すでに、しかしいまだ/『典礼憲章』5〜7条にみる「時」の捉え方/待降節、降誕祭、主の公現は神の顕現を祝う祝祭/教会の祈り(時課の典礼)

2 待降節・降誕節―主の降誕と新年の祝い 市瀬英昭
待降節の二つの特徴/イエスの系図(12月17日の福音朗読)/待降節の後半部のその他の特徴/「あいだ」を生きる/降誕祭の起源/降誕の8日間/主の公現の祭日/典礼的「きょう」―すでに与えられたものを待つ

3 四旬節・聖なる過越の3日間――回心と入信の秘跡の準備 具正謨
古代の教会/中世の教会/1955年の聖週間の典礼改定以降/現代における四旬節の意味/現代における聖なる過越の3日間の意味/成人のキリスト教入信式

4 復活節――入信の秘跡直後の導き 石井祥裕
一つの祝日としての復活祭後の50日間/50日目の強調と50日間の崩れ/復活祭後の8日間/第二バチカン公会議前後にみる復活節の聖書朗読箇所/入信の秘跡直後の導き/20世紀における過越秘義への回帰/すべての信者と共同体へのミュスタゴギアへ

5 年間と主の祝祭日 宮越俊光
「年間」とは/名称の変化/「年間」の典礼の特徴/「年間」に祝う主の祝祭日/「年間」を理解するための留意点

6 典礼暦におけるマリアの記念 白浜満
第二バチカン公会議以降のおもな基礎的文献/『教会憲章』に組み込まれたマリアに関する教え/マリア崇敬の意図/マリア崇敬の歴史的進展/現行の典礼暦におけるマリアの祝祭日/マリアへの信心/聖母を通してキリストへ

第2部 典礼暦年と信心
1 典礼における信心の位置づけ フランコ・ソットコルノラ
神の民の熱い心/信心の歴史―中世期/信心の歴史―デヴォツィオ・モデルナ/『典礼憲章』における信心の扱い/指針『民間信心と典礼』の発表/『指針』の強調点

2 待降節・降誕節に行う信心 白浜満
三つの原則/待降節に行う信心/旧約の預言の実現を希望のうちに待つ/聖母マリアの心で/救い主の到来(再臨)を準備する/降誕節に行う信心/神の子の降誕を祝い、その喜びを人々に伝える/主の公現の祭日/神の家族を意識しながら、互いのきずなを深める/神から与えられたいのち(時間)を大切にし、幼子イエスとともに洗礼の恵みに生きる

3 四旬節・復活節に行う信心 市瀬英昭
はじめに/行列と断食/灰の水曜日/受難の主日(枝の主日)/聖木曜日の主の晩餐の夕べのミサ/聖金曜日の典礼/聖土曜日の神学と信心/断食について/復活節の場合―「入信の秘跡直後の導き」(ミュスタゴギア)/終わりに

4 年間に行う信心とマリア・聖人への崇敬 南雲正晴
信心の位置づけ/イエスのみ心/聖体礼拝/マリアのみ心/聖母の被昇天/母マリアへの信心/聖人への崇敬

(付録図表)典礼暦年の構造
 
編集:日本カトリック典礼委員会
判型:A5判  並製
ページ数:112ページ
ISBN:978-4-87750-192-1
発行:カトリック中央協議会

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