キリスト教の本質が愛にあることは誰でも知っています。
この愛は、日常の生活のなかだけではなく、瞑想のなかにも表れます。瞑想のなかで愛をいただくと、私たちはその愛を神に向け、人間に向け、そして広く世界に向けて示すのです。本書で著者は、トマスという架空の人物にあてた手紙の形で、初歩の祈りの段階から沈黙の神秘主義という最高の段階まで彼を導いて行きます。（日本語版への序から）

●目次
第1章　愛にひたる
第2章　祈りと肉体??肉体蔑視の危険
第3章　祈りと肉体??肉体への立ち返り
第4章　さまざまな祈り方
第5章　祈りの段階
第6章　自然のなかでの祈り
第7章　実存的な祈り
第8章　静寂主義
第9章　自我、自己、神
第10章　イエスの神秘
第11章　危機
第12章　第二の旅
第13章　楽園への帰還
第14章　実存の恐怖
第15章　夜
第16章　苦しみの祈り
第17章　〈愛する〉
第18章　対話
第19章　識別
第20章　社会意識

著者：ウィリアム・ジョンストン
訳者：岡島禮子、柿崎瑛子、三好洋子
監修：巽豊彦
判型：四六判上製
ページ数：280ページ
ISBN：978-4-8165-0316-0
発行：南窓社