戦後の新しい思想潮流や科学的な聖書研究の台頭のなかで、神学者として聖職者として、キリスト教のあるべき姿を真摯に求めつづけてきたラツィンガー枢機卿。そして、世界中の注目と歓喜のなかで誕生した新しい教皇ベネディクト16世として選ばれた半生を描く。
新教皇の人となりだけでなく、キリスト教やカトリックの入門としてもわかりやすい解説を付している。
○主な目次
新ローマ教皇 わが信仰の歩み
少年時代
村への配転と小学入学
トラウエンシュタインのギムナジウムでの日々
兵役と捕虜
フライジングの神学校で
ミュンヒェンでの神学の勉強
司祭叙階―司牧―博士論文
教授職獲得試験の劇的展開とフライジングの日々
ボン大学教授になって
公会議の開始とミュンスターへの移行
ミュンスターとテュービンゲン
レーゲンスブルグの日々
ミュンヒェン・フライジングの司教
ラツィンガー教授から受けたこと、その思い出……里野泰昭