伊万里のトラピスチヌ修道院製白磁イコンキーホルダー。

イコンは、キリスト教世界で崇敬されてきた聖像です。キリスト教徒たちは、このイコンを見ながらキリストや聖母を思い、信仰を深めました。祈りのうちに心に映るキリストや聖母を描いたもので、優れたものは一生涯に一枚しかできないといわれるほど精魂がこめられています。たくさんあるイコンの中で、良いものだけを伊万里伝統の白磁の上に転写で再現しました。
磁器ですので、いつまでも鮮明な姿をとどめています。

主イエス・キリストを描いたイコンには様々な型（タイプ）がありますが、そのうちの1つ、宇宙の支配者キリスト（Christ Pantocrator)のイコンは、全能者キリストとも呼ばれ、人となられた神の御姿を表すイコンです。キリストの顔の左側は神である審判者としての荘厳な表情を、右側は人となられた柔和な救い主の表情をそれぞれ示します。祝福する右手の人差し指と中指の二本はキリストの神性と人性とを、残りの三本の指は聖三位一体を表わします。また、両耳が髪に隠れずはっきりと見えるのは、すべてを治め、支えておられる御子キリストが、御父に聞く方であることを示すためといわれています。


サイズ：直径約4.5cm（キーリングの直径は2cm）
製造：伊万里トラピスチヌ修道院（シトー会）